ワンルーム暮らしミニマリストブロガーのまさすみです。
先日、紹介したエンディングノートの話。
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30代だけどエンディングノートを書いた。父の死をきっかけに気づいた事
父の死をきっかけに自分が死んだ後のことを考えるようになりました。残された家族に少しでも苦労をかけさせないためにエンディングノートを書いてみました。記載内容や項目、実際に私が書いたことをご紹介します。
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その中で紹介しましたが、家族が亡くなった後には様々な手続きが必要です。
- 社会保険関係
- 年金関係
- 高額医療申請
- 生命保険関係
- 各種名義変更・解約 etc...
父が亡くなって1~2か月、これらの手続きでバタバタでした。
様々な書類を取り寄せたり、申請したり・・とにかく複雑。
何度、区役所へ行ったことか。。
中でも一番困ったのが、年金の未払い申請でした。
「生計同一関係に関する申立書」という書類を提出しますが、どこを調べても、これに関する詳しい情報がないんです。
書き方がわからず本当に困りました。
同じように悩む方がいらっしゃると思いますので、「生計同一関係に関する申立書」の書き方と、私が具体的に記載した内容をご紹介いたします。
生計同一申立書とは、なに?
簡単に言うと「未払い分の年金をください」という申請書です。
年金は基本的に偶数月の15日に前2カ月分を振り込まれます。
例えば、2,3月の分は4月に振り込まれます。
父の場合は、12月に亡くなりましたので12月分を申請。
この手続きが行えるのは基本的に配偶者です。
配偶者がいない場合には、子どもが行います。
もし配偶者・子が生計を同一にしておらず、他の親族(親・兄弟など)が生計を同一にしていた場合には、そちらが優先となります。
父の場合は、祖母が同居をしていましたが、高齢のため手続きができない旨を説明し、息子の私が申請しました。
申請を行うには、区役所の年金課で「生計同一関係に関する申立書」という書類をもらい、記入したら年金事務所に持っていき、精査してもらいます。
生計同一関係に関する申立書の書き方
私が書いたのは、「配偶者・子」用の申請用紙です。
1.別世帯となっていた理由
故人と同居をしていたが、別世帯だった人のみ記入します。
私たちの場合は、同居をしていなかった為、記入不要でした。
2.同居についての申し立て(別居していたことの理由)
故人と住民票の住所が違う人が記入します。
私の場合は、「婚姻により別居」と書きました。
※私は結婚したことにより、引っ越して居住地が変わったということです。
この1.と2.は、必ずどちらか一方の記入になります。
3.経済的援助についての申し立て
故人と別居していた人のみが記入します。つまり、2.を記入した人です。
ここでは、3項目の質問があります。
ア:経済的援助の有無
私の場合は、「あり」にしました。
現金の援助だけでなく、食事や日用品も該当するようです。
イ:アで「あり」を選択した人のみ援助の頻度を記入
私の場合は、月2~3回と記載しました。
ウ:経済的援助の内容
現金の援助だけではないので、以下のように記載しました。
・月〇万円の生活費の援助
・おむつの購入(晩年は足腰が悪かったので)
・生活用品の購入
・外食時の食事代
・外出時のタクシー代
4.定期的な音信・訪問についての申立
こちらも、故人と別居していた人のみ記入します。
ア:音信の手段
電話、メール、手紙など実際の手段を記入します。
イ:訪問の回数
訪問していた頻度を記入します。
私の場合は、週1回と記載しました。
ウ:音信・訪問の内容
私の場合は、以下のように記載。
・近況の確認
・状態の確認
5.生計同一関係にあったことの申立
日付は、記入日を記入します。
①請求者と②受給者がありますが、
①は、あなたの住所・名前・印鑑です。
私の場合は、私の名前です。
②は、故人の住所・氏名と、あなたとの続柄です。
私の場合は、「父」としました。
6.第三者による証明欄
上記1.から5.までの内容に虚偽がないことの証明のサインを第三者にしてもらいます。
日付は、記入してもらった日です。
これは結構、困りました。
三親等以内の親族ではダメなんです!
悩んだ結果、私は、私のイトコにお願いをしました。
幸い、私とイトコは頻繁に会うのでお願いできましたが、必ずしもそうとは限りませんよね。
その際は、入院していた病院の先生や介護施設のスタッフさん、自治会長、隣の家の人などにお願いをするようです。
(基本的に、連絡がいくことはないので、ご迷惑は掛からないそうです)
意図は分かりますが、こんなプライベート内容をよく知る親族ではなく、第三者に証明させるとは。。
大切な方が亡くなったときに役立つ書籍
身内がなくなるとやらなくてはいけない手続きが本当にいっぱいあります。
手続きを忘れるともらえるお金がもらえなかったり、手続きが余計に増えたりして損をすることばかり。
私が参考にして、とても役に立った1冊を紹介します。
この本が一冊あれば、亡くなった時点から相続までのすべての手続きが網羅されているので安心です。
ちなみに様々な手続きがあるので交通費も意外にかかるんです。
もし、必要書類が無かったり不備があると、さらに交通費も時間もがかかります。
書籍代1,500円払ってでも一発で手続きが終わらせられて良かったと思っています(^^♪
この書類を書くときは大切な人を亡くした悲しみと、様々な手続きでの疲れでぐったりしていると思います。
複雑な手続きが続く中、同じようなお悩みの方のご苦労をお察しします。
どうしてもわからない部分は、事前に年金事務所に電話をして質問してみください